ラン・セッカ 北海道余市郡余市町登

早花咲月 Rose 2025(ロゼ微泡)サハナサツキ・ロゼ
ワイン名「早花咲月」は太陰暦の3月を表す言葉です。2025年も暑い年、ということでキャンベル・アーリーは晩腐病で大被害。ナイアガラも手間がかかりましたが、収量はまずまず。 コンコードと山葡萄、それからケルナーのハードプレス的なのが少し入っています。
キャンベルが少なかったこともあり、ロゼというよりオレンジな色合い。独特の梨とあんずを足して2で割ったような香りに少しだけフレッシュなプルーン。 いわゆる甘いナイアガラ香は控えめです。泡は荒っぽい立ち方に見えますが、口当たりはキレイ。少しの渋さと酸が締めくくります。
ぶどう:ナイアガラ90%、キャンベルアーリー7.5%、ヤマブドウ+ケルナー+コンコード少量
ぶどう産地:北海道余市町内各所
アルコール:11.5%
発酵:野生酵母(自然発酵)、ビン内2次発酵
生産本数:約6700本
750ML 2200円

Soumagnon Blanc 2024 ソーマニョン・ブラン(白)
ワイン名は、相馬さんのソーヴィニヨンブラン。少し尖った酸とともにハッキリとした明るいパイナップルとグレープフルーツがやってきます。 品種特有の青い香りがほんの少しのアクセントを加え、お線香(白檀?)のようなスパイシーな香りもあります。 北国というより南国系の熟した果実を感じられ、甘さのある口当たりと続く味わいは軽いタッチ。 乾いた干し草のような香りはありませんが、ソーヴィニョンブラン自体の熟した果実感の良さがよく出ていると思います。 1ヶ月ほどスキンコンタクト、1年樽熟成。
ぶどう:ソーヴィニヨンブラン(余市町登 ソウマファーム)
アルコール:12%
生産本数:約1030本
750ML 3300円 (試飲会で販売です)

十返りの花 2024(白)とかえりのはな
2024年はブドウの貴腐化はうまく進まず、糖度は期待したようには上がらなかった。 グラスでの色は暗めの黄色。トップには乾いた硬さのある香りもありますが、口に含むと白と黄色の花の香が大きく広がります。 白い桃や熟したみかんのような香りもあります。酸化的な雰囲気も少しあり、酸は控えめで甘さが主体(ちなみに残糖はありません)。 アルコール感は強めで貴腐の蜂蜜ニュアンスとよく合わさっています。ケルナーの香りも負けずに主張。 貴腐多めということもあり酸化しやすいですので、2日目には持ち越さずお飲み下さいを推奨です。 1年の樽熟成。ぶどう:ケルナー(余市町産)
アルコール:14.5%
生産本数:約600本
750ML 3850円 (試飲会で販売です)

KOYACHI Blanc de Noir 2024(オレ)ブラン・ド・ノワール
2024年は秋が涼しく、比較的良質な貴腐がついたブドウが付いてくれました。 パストゥグランのための収穫時にピノ・ノワールの貴腐だけを分けて収穫し、これを仕込みました。 透明感のある綺麗な琥珀色。トップの香りは貴腐熟成由来の紅茶、カリン、焼きリンゴ、干しアンズなどブラウン色系統が多め。 酸化由来の醤油香も少し。アタックは鋭さがあり、口当たりは辛さを感じますが、口中では甘さが膨らみ、 少しの苦みと共にレモン的な清涼感がスーッと後に続いていきます。 薬箱、アーモンドや腐葉土なども顔を出してきて複雑な味わいです。アルコールの高さは感じさせず、冷涼感のある印象です。 1年間の樽熟成。ぶどう:貴腐付ピノノワール(自社農園産)
アルコール:13.5%
生産本数:約300本
750ML 4400円 (試飲会で販売です)

KOYACHI 2024 パストゥグラン(赤)
KOYACHIはラン・セッカの自園、西向きの畑から収穫したブドウでつくったドメーヌものワイン(栽培・醸造共に笠惇太郎氏が担当。 りゅうこはるさんは南向きの白区画担当)。地区や、道路、川の呼び名で、小谷地と書きます。醸造は、ピノノワールは全て除梗、ツヴァイは全房発酵。ピジャージュ頻度はいつもより多め、醸し期間は短め。木樽で1年熟成、新樽率は30%。
スモーキーなトップから赤い熟したラズベリー、黒いカシス。タンニンはおだやかで、熟した梅のような上品な酸が冷涼感を感じさせます。 後半にはカシスの実のような苦さがあり、余韻は細め。全体に膨らみのある重厚感はありませんが透明感のあるバランスの良さがあります。
ぶどう:ピノノワール:ツヴァイゲルト=3:1 くらい
ぶどう産地:北海道余市町登町 ランセッカ自園
アルコール:11.5%
生産本数:約4100本
750ML 3410円 (完売しました)

pon nitay ポンニタイ 2024(オレンジ)
北海道の森の凛とした空氣をイメージして仕込んだ混醸の白ワインです。名前はアイヌ語を、大体の和訳はpon - 小さな、nitay - 森 です。原料のブドウは自社畑の「南畑」。ゲヴュルツトラミネールは除梗して3日のスキンコンタクト、残りの品種は潰さないようにタンクで数日マセラシオンカルボニックを行い、 バスケットプレスでゆっくりと搾汁。ステンレスタンクで発酵させ、落ち着いてから古樽にて1年熟成。ブレンド時に片方の樽に揮発酸を確認したため20ppmの亜硫酸添加。
抜栓はもう少し時間を置いたほうがよさそうです。
ラベル原画:木平千尋氏(余市町在住)
ぶどう:ピノグリ、ゲヴュルツトラミネール、ピノノワール
その他(ピノブラン、リースリング、シルヴァーナー)
ぶどう産地:北海道余市町登町 ランセッカ自園 南畑
アルコール:12%
生産本数:約600本
750ML 3520円 (完売しました)

蛙鳴千草 2024(白)アメイセンソウ
ワイン名は4文字熟語「蛙鳴蝉噪」の後半2文字を置き換えた、四季折々を表す造語。ブドウは10月の中盤から終盤に入荷。タンクの中で静置した状態で(つまりほとんど潰さず醸さずで)11月の序盤にプレス。 ステンレスタンク、ステンレスバレルにて1年間熟成の後にブレンドして瓶詰め。亜硫酸はMLF終了時および瓶詰め前に入れています。
厚みのあるケルナーの花の香り、蜜っぽい香り。プレスまでの時間が長かったためか、青い葉っぱ的なニュアンスも少しあります。 尖った酸の主張がありますが、全体的にはゆるやかな輪郭。セミヨン由来のスポーツドリンクのようなニュアンスが伸びていきます。
ぶどう:ケルナー72%、セミヨン24%、ゲヴュルツとソーヴィニヨンブランが少し
ぶどう産地:北海道余市町登町
アルコール:12%
生産本数:約1500本
750ml 3300円(完売しました)

雀色時(すずめいろどき)2024(赤)
名前の由来は「夕方」を意味する古い言葉より。2022年は貴腐付きのメルローでしたが2024のメルローは貴腐なしの100%健全。本来は良いことですが、それだと面白くないかなあと思ったり、2022の再現を狙って5樽のうち1樽だけ貴腐のケルナーをメルローに混ぜてみました。 プレスまでの時間が長かったこともあり、色は濃いめ。といっても真っ黒でなく、口当たりもタンニンの渋さはおとなし目で、軽快で飲みやすさがあります。 しっかりメルロー感はあり、黒っぽい甘さのあるベリーの果実感、炭の香りのような重さ。全房仕込からであろうハーバルなニュアンスが時々顔を出します。 現時点でメルロー感が軽く美味しく飲める状態です。果実感が少し若くフレッシュすぎる感じはするので、落ち着きが欲しかったら1年程度熟成しても良いかなと思います。
ぶどう:メルロー9割、貴腐ケルナー1割、ソーヴィニヨンブランほんの少し
ぶどう産地:余市町内
アルコール:12%
生産本数:約1500本
750ml 3850円(完売しました)
